浮気の証拠はいつどのように使うのがベストか?証拠の有効期限は?
旦那、妻が浮気をしている。高額な料金を払ってでも証拠を掴みたい。そのように考え探偵に浮気調査を依頼して証拠を掴むことに成功しました。
ただ、その証拠をいつどのように使えばいいのか?疑問に思ったことはないでしょうか。
ここでは、その疑問に対してお答えする記事になっています。
浮気の証拠を使う目的
まずは浮気の証拠を使う目的についてです。どのように証拠を使うかは、目的によって異なります。目的とは大きく分けて「浮気されたので離婚したい」「やり直したい」「相手に慰謝料請求したい」の3つがあります。
これらの目的についてご説明します。
離婚したい
離婚したい、これは浮気調査といえば連想させるキーワードです。ただ、中には証拠を集め終わったときに気が変わる方もいます。
冷静に離婚のことを考えると大変なことに気づき、別居や家庭内別居で終結される場合もあります。
離婚したい場合の証拠は、話し合いで離婚するか、それとも裁判にまでもつれても使用できるような証拠を集めるかの2パターンあります。
裁判で使用できるような説得力のある証拠集めは調査料金も高くなります。
浮気相手と別れさせてやり直したい
次に、別れさせたい、ために証拠を使います。証拠を突きつけて別れるようパートナーにせまります。もし別れなかったら、と脅しにも証拠は使えます。
浮気相手に取られて納得いかない、まだ好きだから復縁したい、離婚はしたくないので別れさせたいと浮気を終わらせるために使用します。
浮気相手に慰謝料を請求したい
証拠を使って浮気相手に慰謝料を請求したい場合にも証拠は使えます。離婚したい、別れさせたいもかなえた上で浮気相手を許すことはできないので慰謝料を請求したいという場合にも使えます。
浮気の有効な証拠とは?
浮気の有効な証拠とは、目的に応じて変わります。
裁判までもつれても強い気持ちで離婚したい場合は、裁判資料として使えるほどの証拠を集めなければなりません。1度や2度の浮気相手との密会では証拠として弱いため、複数回、長期間浮気関係にあることを証明しなければなりません。
夫婦として破綻していることを証明しなければなりません。
逆に話し合いで解決する場合には、そこまでの証拠を集めなくても大丈夫なこともあります。それは夫婦の関係性にもよりますが、1回の密会で十分という人もいれば、ラブホテルの出入りや浮気相手の自宅に入る写真を必要とするかたもいらっしゃいます。
目的に応じて有効な証拠は変わるということです。
浮気の証拠を突き出すときは言い逃れされないように!
浮気の証拠を突き出す場合、どういった目的であっても言い逃れされないようにすることが大事です。
言い逃れされてしまうような証拠ではせっかく集めた証拠が無駄になってしまいます。
メールやLINEの記録もなく、1回の浮気現場だけだと言い逃れできてしまうでしょう。
メールやLINEでの記録、浮気現場、そして、目的によっては相手の情報を正確に知っておく必要があります。
浮気の証拠を出すタイミングは目的に応じて変わる
では、証拠を集めた後、いつパートナーに証拠を突き出せばいいのか、ベストなタイミングはいつでしょうか。
目的に応じて変わるので目的ごとにご説明します。
離婚したい場合
離婚したい場合は、長い間関係がある証拠を掴んだときです。
例えば、ラブホテルの出入り1回分の証拠を掴んだだけで、浮気しているでしょ!と問い詰めても風俗だと言われてしまえば、それだけで離婚を求められるのかという問題が出てきます。
離婚したい場合は、浮気相手の情報も正確に調べておく必要があるでしょう。長い間関係があることを証明して何も言い訳ができない状態にしましょう。
浮気相手と別れさせてやり直したい場合
浮気相手と別れさせる場合は、離婚したい場合と違って少しゆるい場合でも大丈夫でしょう。
夫婦の関係性にもよりますが、1度の密会現場の証拠とメールやLINEのやり取りを掴んだときでパートナーが観念しそうであれば大丈夫なこともあります。
別れさせる場合の方法としては、浮気現場に乗り込むという方法もありますが、これは危険を伴うため良しとしない探偵もいるので依頼する際に相談してください。
相手に慰謝料を請求したい場合
相手に慰謝料を請求される場合も離婚したい場合と同じく、相当量の証拠を必要とします。いつ証拠を突き出せばいいのかは、浮気の証拠と浮気相手が既婚者と知っていた証拠を集めたときです。
浮気の証拠を集めただけでは慰謝料を請求して成立しない場合があります。結婚しているとは知らなかったと言い逃れされてしまっては、成立しない可能性があります。
ですので、メールやLINEで結婚していることを知っていたという証拠、データを集めておく必要があります。
証拠を突きつける際に気を付けること
次に証拠を突きつける際は何に気を付ければいいか、突きつける環境をご紹介します。
ボイスレコーダーで録音しておく
まずは、おすすめはボイスレコーダーで録音しておくことです。証拠を突きつけて、その場で浮気を認めた場合にその録音は後々活躍するかもしれません。
後日、戦略を練ってから「認めない」と言い出し争うケースがあります。その場合に、録音をしておくことで有効な証拠になるためです。また、言った言わないということも解決するので話し合いを振り返る意味でも活用できます。
証拠は複製したものにする
これは元データは探偵が用意してくれてデータでもらえるところがありますが、冊子になった証拠が全ての場合、それを突き出し破かれたり持っていかれては、証拠がなくなってしまいます。
ですので、必ず元データは自分で保存して複製したものを突き出しましょう。
証拠に有効期限はある?
証拠に有効期限はありません。
ただし、慰謝料請求には期限があります。不貞行為があったことと不倫相手を知ったときの両方を知ってから3年です。
浮気相手のことがわからないままの場合は20年です。以下の民法が適用されます。
以下、引用
(不法行為による損害賠償請求権の消滅時効) 第七百二十四条 不法行為による損害賠償の請求権は、次に掲げる場合には、時効によって消滅する。 一 被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から三年間行使しないとき。 二 不法行為の時から二十年間行使しないとき。
出典:民法 第724条
証拠の有効活用法は調査を依頼した探偵事務所にアドバイスをもらうのがベスト
証拠の有効な活用方法は依頼した探偵事務所に相談することがベストです。多数の事例がこれまでで培ってきているので目的に応じたアドバイスをくれるでしょう。
ただし、依頼前に相談しておくことが望ましいです。依頼前に相談することで、探偵事務所選びにもつながるためです。
証拠を掴んだあと具体的にどのように証拠を突き出し、いつどこまで証拠を集めれば目的が達成できるのかを質問しましょう。具体的な回答がなければ、もしかすると事例が少なく、調査の成功率も低いかもしれません。
具体的な回答が返ってきて相談しやすい事務所を選んでください。そうすれば、証拠を掴めた後でも相談しやすいでしょう。
まとめ
浮気の証拠を突き出すタイミング、それはつまり、どこまで証拠を集めれば良いのかと言い換えられます。
言い逃れされては集めた証拠が無駄になってしまいます。言い逃れされた後、パートナーも証拠を掴まれないように行動が慎重になり、調査したとしても尻尾を出さなくなり、調査が不発に終わってしまうことが多くなります。
必ずベストな時を狙って突き出してください。